花乱の滝〜アゴサカ峠〜山頂　　2004.08.28

朝６時半に起床。おにぎり３個をザックに詰めて山へと向かう。
どこの山に登るか‥はこの時点ではまだ未定であった。
まず近くの井原山の近くを通ったが、井原山はすっぽりと雲に覆われていた。
糸島峠を越えて金山の方を見ると幾分か雲が少なかったので、今日は金山に登ることにした。
金山はこの時季ヘビが出ると聞いていたので何時も避けていたのだが、今回は思い切ってチャレンジしてみた。

花乱の滝付近に車を駐車。既に２〜３台はとまっていた。
ステッキを持っていざ出発！登山口より山頂を目指して登っていく。
天気の方はあまり良くはなく、午前中は曇って蒸し暑かった。そんな中でも途中で２組の登山者と出会った。
そう言えばグリーンウォークに「金山」の事が載っていたが、その人達も「そのコピー」を片手に登っていた。
やはり本の影響か？下山時にはより多くの登山者とすれ違った。人も多さにビックリ！

花乱の滝・登山口	滝川谷の渓谷を登っていく

この滝川谷沿いの登山道は「かもしか新道」と呼ばれている。大小様々な滝があり面白いコースでもある。
だが渓流という事もあって虫も多かった。付きまとう虫を払うのも大変だ。
油断していると「チクッ」とアブが服の上から噛み付いてくる。

途中、滝川谷に掛かる鉄橋を渡る	緑が綺麗だ

やがてカモシカ新道分岐に出合い、「山頂への直登コース」と「アゴサカ峠へ向かう道（経由して山頂に行ける）」に分かれる。距離的には前者が短いようだが、霧も深くなってきたので素直な後者のコースを使った。
沢から外れると虫もどこかに行ったようだ。そしてアゴサカ峠より縦走路に入る。

カモシカ新道分岐よりアゴサカ峠に向かう	アゴサカ峠はガスに包まれていた

台風の影響か？やや風もあり、道沿いに咲いている「ヤマホトトギス」がメトロノームみたいに風で振られていた。
山頂手前の急な登りを黙々と登って行き山頂に到着した。
山頂には３名の登山者がいた。視界は悪く山頂からは真っ白で展望は全く望めなかった。
朝作ったおにぎりを山頂広場にて食う。

金山山頂

下りも同じ道を下った。金山には過去何度か登ったが同じ道を往復したのは今回が初めてである。
いつもは「坊主ガ滝コース」や椎原峠まで足を伸ばしていた。
結構多くの登山者とすれ違った。虫は多かったが心配していたヘビにも遭遇せず、良かった〜良かった。
花も出合えたし、この時季にも来て見るもんだなぁ‥と安心しきっていたら目の前をニョロニョロ‥。
２ｍ程前を一匹のヘビが移動していた。そのヘビは一旦立ち止まり、頭は見えなかったが草の陰からこちらを伺っているようにも感じられた。その後暫くして動き出し移動していった。
体には丸い銭型模様が見えたので最初「マムシ」と思ったが、家に帰って確認してみると体の色は茶系でなく、太刀魚みたいなグレー色に近かった。その他の様子からも見て「マムシ」でなく「アオダイショウ」の子ではないかと思われる。

井原山の洗谷コースでは沢登りをしている人をよく見かけるが、ここ金山の滝川谷でも下山中に沢登りをしている人達を見かけた。夏には楽しいコースである。

登山道沿いに咲いていたヤマホトトギス	ボタンヅル