九千部山 848m ・ 石谷山 754m 2004.01.10

             佐賀橋〜七曲峠〜石谷山〜九千部山〜坂本峠


九千部山には昨年5月にグリンピア那珂川から桜谷コースを使って山頂に登ったが、坂本峠から東に伸びる縦走路はまだ通ったことが無かったので、今回はこのルートを通り「坂本峠〜九千部山」の縦走路を繋げてみた。

コースとタイム 

   10:00 佐賀橋
    10:20 七曲峠
    11:10 三領堺峠(三国峠)
    11:15 石谷峠
    12:00 九千部山(昼食)
    13:00 山頂出発
    13:30 三領堺峠
    14:00 七曲峠
    14:30 坂本峠
    15:00 佐賀橋。
 
注意 本文中には地図等が出てきますが説明しやすくするためにコヨーテ本人が作成したものであり、縮尺・方角等 は正確ではありません。またコースタイムには個人差があるため、正確に知りたい方は国土地理の地図や他の資料をお勧めします

注意 1:佐賀橋付近は現在、五ヶ山ダムの工事が行われています。当時の様子とは異なっているかもしれませんので注意してください。
    2:佐賀橋のバス停から七曲峠に向かう林道は現在通行出来ません(2008.01.20)
        

佐賀橋バス停付近に車を駐車。ここから準備して出発した。
バス停より少し坂本峠方面に進んで左側の集落に入る道に曲がる。道に入ってすぐ「Y」字路に出くわすが右の道をとる。
あとは20分ほどで舗装された林道を歩いていくと七曲峠に着く。
七曲峠では左側(東)に九千部山への登山口があり、数メートル先右側には坂本峠、蛤岳へ伸びる縦走路への登山口がある。

佐賀橋バス停 七曲峠の九千部山側登山口

七曲峠から九千部山までの縦走路は素直な一本道で迷う事はない。ほとんどが樹林帯の中を進んで行くので気持ちよい。
登山口から入ってすぐブナなどの木々が目に付く。

一つ目のピークの576m付近には「何かの印」が付いた石が立っていた。藩境石だろう。同じような石がこの先にもある。
確か「三瀬峠〜井原山間の縦走路」にも同じような印が付いた石があった。


 ブナの木の中の登山道

                   藩境石
                        同じような物がもう一つあった。
 

七曲峠から50分ほどで三国峠に着く。
いくつかの山の本では「三国峠」と書かれているが、一部の本やここの指導標には「三領堺峠」と記されている。
三国(三領)とは「筑前国福岡藩」「肥前国佐嘉藩」「肥前国対州藩」を示し、昔ここは3藩の堺だったことが言える。
三国峠は石谷山への分岐点でもあり5分ほどで「石谷山」に行ける。

三領堺峠(三国峠) 石谷山

この縦走路は先にも述べたがブナなどの樹林があり、杉の植林帯の中よりもはるかに気持ちいい道であるが、
この時季は花などは咲いておらず、また展望も九千部山まで望めないため単調な道の景色に少し飽きもきた。
三国峠より40分ほどで九千部山に建っているテレビ局のアンテナが見えてきた。

縦走路 九千部山の山頂広場

登山道からアンテナ塔が建つ広場に出て、車道を通って山頂広場へと向かった。(帰りは山頂広場から登山道を通って同じ場所に戻り縦走路を引き返した)

山頂広場は登山者が多かった。今日の昼食は「うどん」。ストーブでお湯を沸かして美味しくいただく。
広場には展望所があり少し雲が出てきたが、遠く背振方面を見渡す事ができた。

七曲峠まで戻ってから今度は対面側(少し道を進む)の登山口から坂本峠を目指す。
七曲峠〜坂本峠間の縦走路はまだ通ったことが無く、背振縦走路を繋ぐ為である。
登山口から入るが「チョット方向が違うかな?」と思うが心配ご無用!
石段を登るとすぐ坂本峠側に道は方向転換する。

殆どが杉の植林帯で先ほどの九千部山への縦走路とはゴロッと景色が変わってしまった。
竹林が少しあったのがやや救いだったかな‥。

七曲峠の坂本峠側登山口 七曲峠〜坂本峠縦走路。一部竹林帯がある。

15分ほどでピークに達する。ここで藩境石を発見!石には「従是東肥前国‥」と記されている。
登山口に出てからは国道を坂本峠の登山口まで行き、ここから蛤岳方面まで進んで林道蛤岳線を使って車を駐車している佐賀橋まで戻ろうかな‥と思ったが時間が無いため坂本峠から国道385号線をそのまま下り戻った。


                              登山口


 ピークにある藩境石


トップページへ     背振山地の地図へ    山登り総目次へ