後編 04.03.20
平等寺〜柿ノ原峠〜権現山〜九千部山〜基山
山頂近くのクロモジの木を確認した後、今度は基山に向けて縦走を開始した。
今回計画にあたって九千部山の天候が悪化した場合や11時までに着かなかった場合は計画を中止してエスケープルートと考えていた南畑ダム側に下山しょうかと思ったが、天気はややガスがかかっていたが問題ない。時間も十分にクリアしていた。
さあ!縦走達成に向けて続行だ!
大峠に下る途中で本日最初の登山者と出会う。
仕事でこの近くに来ていて時間があったので登ることにしたらしい。
大峠に再び戻った時、行きでは気づかなかった花たちを見つけた。さっきは黙々と登っていたから気づかなかったのかな?
大峠付近には沢山のタチツボスミレが咲いているではないか。大峠から柿ノ原峠までの縦走路もまたツクシショウジョウバカマなどが咲いていた。
大峠で咲いていたタチツボスミレ | 柿ノ原峠より先の縦走路にも咲いていた ツクシショウジョウバカマ |
大峠の登山口(基山側)にはガンギがある。行きは下りだったので、さほど感じなかったが登りの場合結構しんどく感じられた。
再び柿ノ原峠に戻ってきた。
基山への登山口がここから南に300歩(私の足で‥約150m?)位下った所にある。
昨年下見に来た時もそうだったが、道を挟んで向かい側のイヌにやたら吠えられた。2〜3匹はいたなぁ‥。
登山口を入ってすぐは竹林の中を進むが、やがて長いガンギの登りへと続く。
そしてガンギを登りきるとピークに達する。
柿ノ原峠の基山側登山口。 長いガンギの先には分岐が‥ |
ピークの所には分岐があり「左の道」と「直進(下る道)」に分かれる。どちらも九州自然歩道の道標が立っている。
実はこれらの道は言わば「旧道」と「新道」みたいなものでしょう。これも昨年の下見の時に調査済みなのであるが、左の道を50mくらい進むと
ちゃんとした道標もあり登山道は東へと伸びている。この道は以前の登山道(縦走路)で地元の人に聞いてみると
「産廃業者がこの辺に入って、この先の道は途中で無くなっている。」との事。
その代わりに平成11年に直進の九州自然歩道が造られ、この道を利用しているようだ。
本来の縦走路ではないかも知れないが今回はこの直進する道を通る事にした。
分岐から長い石畳の道を下り民家を通り過ぎると舗装された道に出る。
ここから基山まではこの舗装された道、車も通るこの道を3〜4kmひたすら歩くのだ。
舗装された道であるがこれもまた九州自然歩道である。
ピーク(分岐)から石畳の道を下る。 | 分岐から左に進んだ所にある道標と登山道。 以前の基山への縦走路である。 |
車道に出た所。梅が満開で綺麗でした。 | この道は長いなぁ‥ |
長〜い舗装された道を1時間程進むとやがて基山が見えてきた。この山一帯、広々とした草原が目に飛び込んでくる。
下見に来た時は天気も良く、暖かかったせいか人も多くて草スキーをしている人も沢山いたが今日は風も強く、ほとんど人はいなかった。
そのまま正面の山に向かって黙々と登っていくとこれまた広々した草原広場がある。
左には基肄城跡の石碑や展望所もある。後を振り返ると先ほどの九千部山も見える。
「あぁ‥よくここまで来たなぁ‥」感動に浸りながら終着駅の山頂に向かう。
基肄城跡の石碑と展望所 | 基山山頂 |
基山到着。長かったなぁ‥。
思えば2年前、背振山系を縦走する事を決めてから今日まで黙々と登り続け、そして今「十坊山〜基山」縦走達成する事が出来ました。
基山にて。 背振山系縦走達成! |
基山からの下りは途中「登山道」らしき荒れた道を降りて「瀧光徳寺」の裏に出て、後は基山駅までひたすら車道を1時間程歩いた。
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