金山   967m   kanayama            坊主ガ滝コース  2005.01.10


今年初登りとなる山は金山の「坊主ガ滝コース」を登ることにした。
金山は勿論、「坊主沢」にも何度か登ったことがあるが、このコースについてはまだ一度も更新してなかった。
今回は更新も考え、じっくり楽しみながら登ってみた。

コースとタイム
09:34 坊主ガ滝・登山口〜09:39 坊主ガ滝〜10:09 山小屋〜10:26 尾根道分岐〜10:45 旧道分岐〜
11:30 新道合流〜11:45 山頂〜13:08 坊主沢・尾根道分岐〜13:30 西側・登山口

国道263号線沿い「多々良瀬バス停」付近から「湧水・千石の郷」に向かって坂を上がって行き、更に車道を進むと杉の植林の中に登山口がある。
ここは金山への登山口の一つ。坊主ガ滝は通らず尾根道をそのまま山頂に登るコースである。仮に「西側の登山口」としておこう。(以下この名を使用)
この登山口付近に車を駐車して130m先の「坊主ガ滝」の登山口から登り、西側の登山口に下ってくる。

登山口から沢沿い(坊主沢)を登ること5分、力強く流れ落ちる「坊主ガ滝」に着く。
滝の横まで近づいてみたが下は凍っていて滑りやすくなっていた。
ここからの登山道は滝側のある建物手前から右に上がっていく。

    

 坊主ガ滝・登山口



                                坊主ガ滝

設置しているロープや鎖場を伝わりながら川沿いを上がっていくと山小屋が見えてくる。
「NKC」または「羚羊ヒュッテ」と書かれた小屋だが中は無人である。
その小屋の横には9mの斜滝と深い滝壺がある。

山小屋とその側にある9mの滝

沢から分れを告げ、小屋の右横から急斜面を登っていくと登山道の景色は植林帯から樹林帯へと変わっていく。
雪もちらほら目立ってきた。やがてこの道は先ほどの西側登山口からの登山道と出合う。
ここからは巻き道を進んで行くが雪でやや滑りやすくなっていた。
左側には転げ落ちないよう注意しながら進んでいく。再び川に出合い、川沿いの左岸を登っていく。
分岐から20分、今度は旧道と新道の分岐に差し掛かる。

雪の中の巻き道を進む。滑りやすい所があった。 旧道・新道分岐

最近設置されたのか?真新しい道標がコースの要所要所に立てられていて、この分岐の場所には「金山山頂へ 1.2km」の道標が立てられている。
直進の「新道」は尾根伝いに登っていくコース。左にいく「旧道」は沢沿いを登っていくコースで二つは再び先で出合う。
今回は登りに「旧道」を使って下りに「新道」をとったのだが‥
旧道には足跡は二つあった。道は雪で殆ど消えていたが、この足跡と赤いテープ等の目印を頼りに進んでいく。
池で固まった分厚い氷やでかいツララなど楽しませてくれた‥が3分の2くらいまで来た所で足跡が突然消える。
足跡2つは同一人物でここで引き返したのだろうか?あとは目印のみ‥不安がよぎる。
雪で道はどこやら‥でも目印はちゃんと設置されていた。少し迷うとこもあったが遭難することなく進めた。
そして最後の急登を滑りながら登ると(雪でロープが埋まっていた)新道と合流した。

     

                          雪の中の旧道


                ラストの急登の上で新道と再び出合う

新道との合流地点から山頂までは15分くらいで着いた。
途中のロープ箇所や登りがあるが、この辺は雪で滑りやすくなっていた。
登りはまだ何とか登れるが下りはアイゼンがないと滑り落ちそうだ。

山頂には数名登山者がいた。
この時は晴れていて思ったより
も暖かかった。
南側(佐賀県側)の下界は雪が
結構積もっているみたいだ。
視界が良ければ天山のスキー
場も見えるのだが今日は見えない。

簡単に昼食をとって下山することにした。




真新しい道標

下りは途中までアイゼンを付けて下山。今度は尾根道コース(新道)を通って下る。
所々ロープ箇所もあり。雪の積もっているので慎重に降りていく。
そして再び「坊主沢コース」との分岐に戻ってきた。
以前は「坊主ガ滝」へ下るコースが分からず西側の登山口に下りていた。
現在分岐点には「金山山頂へ 1.8km 湧水千石の郷へ 1.7km」と書かれた新しい道標が立ってて目印としては分かりやすくなった。
山頂側から見て右に下ると「坊主ガ滝」へ向かう。左(直進)は西側登山口へ下るコースであり、ここからは車を駐車している西側に下りた。

新道・ロープ箇所 山頂側から見た「坊主ガ滝・西側登山口分岐」

この辺は雪が無くスムーズに杉の植林の中を下っていく。
途中、送電線の鉄塔の横を下り車道沿いの西側登山口に出た。

帰りに旧国民宿舎千石荘にかわってOPENした「湧水・千石の郷」に行き、ゆっくり湯につかり疲れを落として帰った。



送電線側のガンギ


西側登山口

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