井原山 983m    井原山自然歩道〜山頂〜源流  2005.02.06


今週は今冬一番の冷え込みとなり各地で多くの雪も降らせた。井原山もまだまだ雪が残っていて、本格的な雪山登山となった。
朝、家の窓から背振山地の山々を見るが、さほど積もってない様にも見えた。
しかし、井原へ車で上がっていくにつれ雪がそこそこ見えてきた。気温は差ほど低くは感じない。早速準備して登ることにした。

今回は地図に載っていない源流コースの位置を把握するための調査登山でもある。
コースは登山口より「井原山自然歩道」を使ってアンの滝・ダルメキ谷を通って山頂まで登り、下りに自然歩道途中より水無に抜ける枝尾根の道を通って源流コース(水無林間歩道)に出合い、一旦、水無鍾乳洞からのコースとの分岐まで行って折り返し、源流を経由して再び自然歩道、登山口まで戻った。

 コースとタイム

 09:15 登山口
 09:30 林道横断
 09:50 アンの滝
 10:10 渓流ラスト(ベンチ)
 10:47 石灰岩
 11:03 縦走路
 11:07 山頂(昼食・その他)

 11:45 山頂
 12:05 水無分岐
 12:15 源流コース(水無林間歩道)出合い  
 12:22 水無コース分岐(折り返し)
 12:45 源流
 13:05 自然歩道出合い
 13:30 登山口
注意 本文中には地図等が出てきますが説明しやすくするためにコヨーテ本人が 
    GPSのデータをもとに作成したものでありますが多少の誤差はあります。
    またコースタイムには個人差があるため正確にしりたい方は国土地理の地図や
    他の資料をお勧めします

登山口にはすでに数台車が駐車していた。林道を15分くらい進み、林道終点から沢沿いの登山道を登っていく。
やがて新しく出来た「舗装された林道」を横断した先に美味しい「水場」がある。
これより渡渉してすぐに「アンの滝」、その先に水無・源流への林間歩道への分岐がある。


 登山口

                 舗装された林道を横断。現在工事中。
                 やがて水無鍾乳洞への道と合流する。

沢沿い登山道を進んでいく。雪も次第に増えていく。


 

  アンの滝分岐から(上)とアンの滝(右)

沢沿い・水場のラストにはベンチが設置されている。
これより急登であり雪も多くなってきたのでここでアイゼンを付けることにした。
思った以上に雪が多く残っている。結構降ったんだなぁ‥。山頂までに1箇所・休憩出来るベンチがある。ここで一旦休憩!
再び気合を入れて登っていくと水無への分岐に出合う。
下りはここから水無へと抜けた。このコースには石灰岩の岩場がある。雨降りの時など濡れている時は滑りやすい場所だ。

「水無へ抜ける枝尾根の道」分岐。山頂に向かって左にある。目印は小さい。丁度、笹が出始める付近でもある。 石灰岩の岩場。普段は登りにくい場所だが雪で凹凸が固まっていた。

ラストの登りを行くと稜線(井原・雷山縦走路)に出る。ここから山頂まではすぐである。
山頂の気温は2.5℃。年末に来た時は−1℃でそれから比べると高いが風が冷たく、体感気温は是よりも気持ち下がる。
昼食、雪遊び‥をしていると人も段々と登って増えてきた。夕方に歯医者の予約もしていて時間もないので下山。源流コースに向かう。

稜線手前。雪景色が綺麗です。 縦走路も雪です。

 山頂。
 「雪うさぎ」もいます。  

自然歩道途中より枝尾根の道に抜けていく。普段あまり使わないルートであるがキツネノカミソリ群落地から山頂に登る途中の急登で混雑している時は下りに使う手もある。
源流コース出合いまでは樹林帯の中の道を通っていく。
分岐から杉の植林も目だってきた。一旦水無コース分岐まで行って折り返し、位置を確認した。
途中にはベンチもあり一部展望も望める。

源流コース(水無林間歩道)分岐 分岐から水無の途中にあるベンチ

水無鍾乳洞からのコース(野河内コース)分岐からアンの滝付近までの源流コース(水無林間歩道)はキツネノカミソリの開花時季に私は良く使うコースである。
オオキツネノカミソリとしては九州最大級の群落地である井原山は、開花時季には普段よりも登山者が無茶苦茶多い。
水無鍾乳洞近くの駐車場では当然車は満車状態!狭い道の路肩にも駐車している。そこまで行く林道も道幅は狭く、離合も大変である。
井原山バス停から井原山自然歩道を使って山頂に登り、下りに群落地を通って観賞して分岐より源流を経由して登山口に戻るコースをこの時季に使用している。


急なガンギの下り、指導標に従って下って行くと「瑞梅寺川源流」に着く。
そう言えば昨年この場所では毛虫の大群に襲撃された怖い思い出がある。でも今は大丈夫である!虫はいません。


瑞梅寺川源流。(上)
      ここからパイプが下まで伸びているが、
      その先は自然歩道コース途中の水場だろう。
下りのガンギ

再び井原山自然歩道に合流。アイゼンを外して一気に下った。
足は軽くなったが、まだアイゼンを付けてる錯覚をして滑りそうにもなった。危な〜っ。
無事滑ることも無く登山口に戻り、今日も気持ち良い登山を楽しめた。

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