04.03.20
平等寺〜柿ノ原峠〜権現山〜九千部山〜基山
朝5時半のJRに乗り、天神にて電車に乗り換え二日市に降りる。更に西鉄バスで平等寺行に乗り換え7時過ぎにバスを降りた。
天気はどんよりと曇っている。だが今日はワクワクしていた。
本日向かうコースを登ることによって背振山系の縦走が達成出来るからである。
二年前から背振の山々を登り始め、それと同時に背振山系の縦走も試みてきた。
そして昨年「坂本峠〜九千部山」の縦走をクリアして残すは「九千部山〜基山」のみとなった。
このコースに向かうにあたって何処から出発するか考えてみた。九千部山〜基山までのコースはちよっとロングである。
車でどちらかに駐車して縦走して再び戻るには時間的にも辛い。よって交通機関を利用して片道のみの縦走をすることに決めた。
そして数少ない交通機関の中で平等寺に向かうバスが一番早かったので今回は平等寺からの出発となった。
平等寺から柿ノ原峠に向かい、ここから縦走路に入り九千部山に登る。そして九千部山から折り返して縦走路を東に進み基山を目指す。
コースとタイム 07:16 平等寺 07:27 柿ノ原峠 08:00 権現山分岐 08:07 権現山 08:30 大峠 09:15 九千部山 09:40 九千部山出発 10:10 大峠(10分休憩) 11:00 柿ノ原峠 11:30 車道(登山口) 12:40 基山 13:05 基山出発 14:10 基山駅 |
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注意 本文中には地図等が出てきますが説明しやすくするためにコヨーテ本人が作成したものであり、 縮尺・方角等 は正確ではありません。 またコースタイムには個人差があるため、正確に知りたい方は国土地理の地図や他の資料をお勧めします |
平等寺のバス停。乗客は私一人だった。 | 柿の原峠の九千部山側登山口。 基山側はこれより300歩下ったところにある。 |
平等寺バス停から車道を柿ノ原峠に向かって登っていく。
柿ノ原峠から天心園に向かう道があって天心園の横の道を進んで行くと登山道、つまり縦走路に入る。
縦走路に入って暫らくは植林帯をひたすら登っていく。傾斜もやや急であった。
ピークよりやや手前付近から樹林帯に変わり九千部山までこれは続く。あたりはアオキの赤い実が目立つ。
柿ノ原峠〜大峠の縦走路 | この時季よく見かけるアオキの赤い実 |
ピーク付近に権現山への分岐と道標があった。地図ではこの権現山は勿論載ってはいたが山頂に行けるかどうかは分からなかった。
山の本にも書かれては無く、今回改めて行ける事がわかって感動。早速向かうことにしてみた。
道標には「0.1km」と書かれていたが道は荒れていた。伐採された木々が道を塞いでいたり、藪が多かったり、近くであったが遠かった。
山頂に行く途中に藩境石を発見した。七曲峠から三国峠、九千部山への縦走路で「山?」みたいな赤い印がかかれていた石が
よく見かけられたがこれと同じような石がここにもあった。石の裏側を見ると「従是北筑前‥」と彫られている。
今まで印の意味が分からなかったが、これで納得!藩境石(国境石)だったんだ!
縦走路に権現山への分岐がある。 | 権現山の山頂には目印のプレートなどは無いが 三等三角点がここにはある。 |
権現山途中にある藩境石。裏側には「従是北筑前‥」と読める。 |
山頂から縦走路の僅か100mの道で迷った。ほとんど藪こぎ状態だ。
なかなか出られず少し焦った。「落ちつけ」と自分に言い聞かせて少し山頂に戻ると、なんと!人の背丈ほどの黒い幹、まさしく「クロモジ」(正確にはクロモジの一種)の木を発見!九千部山から七曲峠側へ縦走路を進んだ所にもケクロモジの木があるがまさしく同じクロモジの一種だ。
花はまだ蕾であったが後で確認した九千部山の木よりやや早いかもしれない。
GPSで記録しようかと思ったが入らず断念。そして思い切って抜けそうな方向に付き進んだら無事縦走路(分岐よりやや東)に出られた。
ホッとして縦走路を先へと進む。木のガンギを下った所で大峠に出る。
ここは南の河内ダムからの道と交差する場所である。九千部山への登山口はここから55歩(私の足で)上がった所にある。
大峠。左は基山側の登山口。右は九千部山側の登山口 |
大峠からはやや登りの道を上がっていく。朝から天候はどんより曇っていて今にも降りそうな気配だった。
山頂までの道、途中何箇所か同じ山頂まで上がる車道と接するところがある。大峠から45分、九千部山に到着した。
縦走路の左側(南)に見えるスパッ‥と 切られたような大岩 木の階段を下って上がる。 雪が降った時は滑って怖いだろうなぁ‥。 |
九千部山山頂広場。今日は誰もいない。 | 広場の東側に基山側の縦走路入口がある。 |
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