井原山自然歩道〜山頂〜水無鍾乳洞〜林道
2005.04.02
井原山にも春がやってきた。
2週間前に福岡西方沖地震が起きてからは山に登っていない。
余震もそろそろ落ち着いたかな?と思っていたら前日の夜にまた震度3の揺れが起きる。
まだ不安もあったが井原山にもそろそろ花が咲いている頃なので思い切って出かけて見た。
天気予報では午後から天気が崩れる‥との事で当初、交通機関を使って雷山・井原山を縦走して
野河地まで抜けようかと思っていたが、時間を短縮して井原山のみの登山にした。
07:45 きとく橋
08:11 林道〜
08:35 アンの滝
09:08 ベンチ
09:33 石灰岩群
09:48 山頂 10:08
11:35 水無鍾乳洞・駐車場
12:21 井原山自然歩道・林道
12:38 きとく橋
コースとタイム
いつもの「きとく橋」付近にて車を駐車。
時間が早いのかまだ1台も車はない。早速準備して登る。
井原山自然歩道のコースには春の花があちこちに咲いていた。
「サツマイナモリ」に「ツクシショウジョウバカマ」、「ユリワサビ」も多く出ている。
ただ今年は幾分、昨年よりも開花が遅いような感じもする。
沢を離れ山腹の急斜面を登るころには花も一旦見られなくなった。
山頂までは黙々と登っていく。順調に登っていく‥ように思えたが。
イノシシがいた。
登山道沿いにクマササが出始めて暫らく登ると
「山頂まで820m」の指導標がある。
この辺は石灰岩の群落があるところだ。
雨降りの時は滑りやすい場所である。
この岩場の手前で笹の中からガサガサと音がした。
黒く大きな物体!まさしくイノシシだった。
右斜め前10m付近から石灰岩の岩をくぐりぬけながら逃げて行った。
向こうもビックリ!こっちもビックリである。
僅か10秒の間だった。カメラも持ってたが
流石に撮ることが出来なかった。
金山にはよく聞く話であるがまさか井原山にいるとは
思わなかった。
注意
本文中には地図等が出てきますが説明しやすくするために
コヨーテ本人がGPSのデータをもとに作成したものでありますが
多少の誤差はあります。
またコースタイムには個人差があるため正確にしりたい方は
国土地理の地図や他の資料をお勧めします
ツクシショウジョウバカマとユリワサビ
石灰岩の岩場
山頂は風が強く少し寒かった。ちょっと休憩して水無鍾乳洞の方へ下る。
こちらもダルメキ谷と同じような花が見られる。
ただ前者との違いはこの時季、登山道沿い一面ににキツネノカミソリの葉で覆われていることである。
やがてこの葉も一旦枯れて7月にはオレンジ色の花で覆いつくしてくれる。
キツネノカミソリの葉でいっぱいの群落地周辺。その間に他の花も見られます。
コチャルメルソウ(左)とイワボタン(右)
普段はこちらに(水無側)に下った時は途中より源流コースを使って登山口まで戻るのであるが今回は水無鍾乳洞・駐車場まで下って林道経由で帰ることにした。
そのまま林道(車道)を通って帰るとやや遠回りにもなる。
そこで現在工事中の中腹林道「林道 第3雷山〜浮嶽線」を通って井原山自然歩道まで行き、きとく橋まで下ることにしたのだが‥。
林道入口には丁度、車両通行止めのゲートは外されていた。
「もう完成したのかな」と思って西に向かって真新しい道を進んで行く。
山を切り開いた道なので、まだ花も咲いていないかと思っていたら3種ほどのスミレも咲いている。
やがて向こう側の登山道に近づいてきた頃、まだ工事中だと言うことがわかった。
工事関係者に許可をもらって恐る恐る道を進んで行く。
何故恐る恐る‥かというと雨?地震のどちらの影響か分からないが斜面から落ちてきたと思われるデカイ岩がゴロゴロと道に転がっていた。
「落ちて来ませんように‥」「余震がきませんように‥」と祈りながら小走りに行く。
工事が終了してから通りましょう。
やがて井原山自然歩道に再び出合い「きとく橋」の車の所に戻った。
工事中の林道(右)と道沿いに咲いていたスミレ。